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皆さん、こんにちは!
廿日市市のWEBライターとしてお送りします。
今回は、広島廿日市の桜尾で生産される「ジャパニーズウイスキー桜尾」についてご紹介いたします!
「ジャパニーズウイスキー桜尾」は、広島産のウイスキーで、老舗酒造メーカーである株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリーが運営する「SAKURAO DISTILLERY」という蒸留所で生産されています。
この蒸留所は、ウイスキーの他にも桜尾のジンなども生産し、広島産のレモンなどを使用したリキュールなどの商品も販売しています。
実は、株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリーはもともと焼酎を主力とした酒造メーカーでした。しかし、1989年にウイスキーの製造を中止しており、ウイスキーの製造は2017年に「SAKURAO DISTILLERY」として再開されました。この再開は、ほぼゼロからのスタートで、ウイスキーの製造に関する専門的な知識がほとんどない状態から始まりました。
初期には、世界中のウイスキーを試飲し、有名な酒造メーカーからアドバイスを受け、広島の気候を活かした地酒として2021年に「ジャパニーズウイスキー桜尾」が完成しました。この年には「New York World Wine and Spirits Competition 2021」という国際的なコンペティションでも賞を受賞し、広島の地酒が一躍有名となりました。
現在も「ジャパニーズウイスキー桜尾」は進化を続け、より美味しいウイスキーを提供するために改良が行われています。新発売から数年で、さまざまなシリーズのウイスキーが生まれ、その中で今回は初期シリーズの一つ、『シングルモルト ジャパニーズウィスキー 桜尾 43度 700ml 桜尾蒸溜所』に焦点を当ててみましょう。
色:濃い琥珀色
香り:レーズン、オレンジ、桃
味わい・フィニッシュ:バニラの甘み、程よい苦みと酸味。スモーキーで、樽の香りと濃厚な甘い香りの余韻が長く続きます。
このウイスキーを蒸留させる廿日市市桜尾の貯蔵庫は、中国山地と瀬戸内海に囲まれた場所に位置しており、年間を通じて海からの温かい風と山からの冷たい風が流れ込みます。これにより、大きな気温差が生まれ、ウイスキーの熟成が促進され、味わいに深みが生まれます。
また、瀬戸内海の潮の香りが熟成樽に付着し、風味に「潮の香り」が加わり、独特の味わいが生まれています。このウイスキーは優しい味わいで、飲みやすいと評判です。
私自身も初期シリーズを試飲したことがないので、近くの「SAKURAO DISTILLERY」に行って試飲してみようと考えています(笑)。
最後に…
今回は、『ジャパニーズウイスキー桜尾』の紹介をしました。廿日市市で世界的に認められたウイスキーが生産されていることをご存知でしょうか?お酒好きの方には、ぜひ一度「SAKURAO DISTILLERY」を訪れて、広島の地酒を楽しんでみてください。
さらに、2025年には新しいテーマパーク型の蒸留施設が完成予定で、廿日市市吉和の「魅惑の里」の敷地内に建設されます。この施設は、ジャパニーズウイスキーを通して日本のものづくりの精神と地方文化を発信し、教育することを目的としており、国内外のウイスキー愛好家だけでなく、新たなウイスキーファンを魅了する予定です。
この施設では、以前の温泉施設をそのまま利用し、レストランのカフェスペースで桜尾の地酒を試飲できる予定です。完成が非常に楽しみです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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