廿日市市をもっと楽しむための総合情報マガジン
こんにちは!毎度おなじみ廿日市市在住のWEBライターです!
突然ですが皆さん、こちらの記事、ご覧になりましたか?
廿日市市は、実はハワイと姉妹都市の提携を組んでいるんです!意外だと思いましたか?実は廿日市市とハワイには長い歴史があり、共通点なんかもあるんです!
そんな廿日市市ですが、実はもう一つ、姉妹都市の提携を組んでいる都市があるんです。
それがニュージーランドにある、マスタートン!
今回の記事では、そんなニュージーランド・マスタートンと廿日市市の姉妹都市となったきっかけから、現在開催中のイベントまで、くまなくご紹介しちゃいます!ぜひぜひ最後までご覧ください~
まずは皆さん。ニュージーランドってどこにあるかわかりますか?
ニュージーランドは、オーストラリアの隣、日本から見て南南東の方向にあります。
オセアニア州の一部であり、オセアニア州の中ではオーストラリアの次に国土が広いです。その広さは約268,000㎞²。日本が約380,000km²なので、日本の3分の2ぐらいの大きさですね。
【引用:外務省】
しかし、人口は500万人ほど。1億人以上も住む日本と比べると、だいぶ少ないですね。
ニュージーランドは北島(画像上、ウェリントンがある島)と南島(画像下、クライストチャーチがある島)、そしてその他の小さい島で構成されており、首都はウェリントンにあります。
有名なものをあげるとするならば、なんと人口の約5倍もいると言われる羊や、果物にその名前がとられている飛べない鳥、キーウィなんかでしょうか?
最近では、ラグビーの強豪として、「オールブラックス」でも有名ですね。先住民族であるマオリ族の伝統的な踊り、「ハカ」をご覧になったことがある人も多いのではないでしょうか?本当に勇ましく、格好いいですよね…!
【引用:ゲッティ】
地図で見ると意外と日本と近いように思われますが、飛行機で行くと10時間以上かかります。ですが、雄大な自然を中心とした観光スポットは人気が高く、コロナ以降、海外渡航へのハードルが下がって以降、またどんどんと訪れる人が増えているようです。
それでは本題。廿日市市と姉妹都市である、ニュージーランドのマスタートンについてご紹介していきます。
マスタートンは、ニュージーランドの小さいほうの島、北島の南に位置する街です。首都であるウェリントンに近く、マスタートン地区(下記画像赤い部分)の首都として機能しています。
【引用:Wikipedia】
赤く塗られた地域に約30,000人の人が住んでおり、広さは約2,300㎞²となっています。廿日市市が約500㎞²なので、廿日市市5つ分ぐらいですね!(県で言うならば沖縄県や東京都と同じぐらいの広さです。)
マスタートンは羊の毛刈りが有名で、毎年3月には「ゴールデン・シアーズ」という羊の毛刈り大会が開催され、ニュージーランド全域から参加者が殺到するそうです!
2025年は2月27日、28日、3月1日にわたって開催されたそうで、毛刈り(Shearing)部門と毛刈り後の羊毛を布にする作業(Woolhandling)部門に分かれて、そのスピードを争いました。とても白熱した様子が写真から伝わってきますね…!
【引用:GOLDEN SHEARS】
【引用:GOLDEN SHEARS】
2023年以前の様子は公式のYouTubeで見ることができます!気になった方は雰囲気だけでも確認してみてはいかがですか?言葉がわからなくても楽しめること間違いなしです!
観光地としてはクイーン・エリザベス・パークという公園があるようです。以前はマスタートン・パークという名前でしたが、イギリスのエリザベス2世女王がご訪問された際に、敬意を示して今の名前に改名したそうです。
公園内にはミニチュアの鉄道が走っており、実際に乗ることもできます!かわいいですよね…!ぜひ乗ってみたいです…姉妹都市のよしみで乗れたりしないでしょうか…
そんなニュージーランド・マスタートンと廿日市市との姉妹都市の関係は、34年前、1991年にまでさかのぼります。当時の廿日市市市長がマスタートンを訪問し、その際にマスタート側から姉妹都市の提携を持ちかけられたそうです。
そこから5年後、1996年に初めての交流が開始。
そして1998年、廿日市市としては初めての姉妹都市として、正式に調印されることになりました。
その年から毎年、お互いに留学の受け入れをしたり、市長らが実際に訪問したりと、密接な関係を保ち続けています。
2023年には姉妹都市提携25周年を記念して、両市長らがオンラインで会談。本当に密な関係性を築くことができているのです!
【廿日市市とニュージーランド・マスタートンの市長オンライン会談の様子 引用:廿日市市】
そして今年、戦後80年非核平和事業という名前を掲げ、廿日市市が事業を進めています。戦後80年を記念する今年、特に若い世代へと平和の大切さを伝えていくために、廿日市市では様々な催しが企画されています。
その一つが、ニュージーランド・マスタートンとの姉妹都市交流事業である展示、「ふたつの世界」の開催です!
【引用:公益財団法人 廿日市市芸術文化振興事業団】
約一か月間を通して、はつかいち美術ギャラリー、第2・3展示室にて行われます。
展示される作品は、ニュージーランド出身で、現在、姉妹都市であるマスタートンを活動の拠点とする画家、ロビン・ホワイトさんと、京都府出身で現在広島県に住む書道家の小川妙子さんの作品。
ロビン・ホワイトさんは、第一次世界大戦の退役軍人である父を持ち、小川妙子さんは書道教員として被爆者を生徒に多く持っていた。
廿日市市とニュージーランド・マスタートンの姉妹都市提携によって出会った二人には、平和への強い思いという共通点がある。
二人は2019年にも廿日市市で共同制作を行っており、原爆の恐ろしさを伝える作品を制作しています。ホワイトさんの絵に、小川さんが詩を書き入れるという形で制作されたこれらの作品は戦争のなんとも言えない苦しさが伝わってくるようですよね…
【右:小川妙子さん 左:ロビン・ホワイトさん 引用:中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター】
そして二度目の今回は、なんと一年前から動いていたようで、2024年にホワイトさんが下見として廿日市市を訪れていました。(詳しくはこちら)そんな熱の入ったこの展示会、ぜひ多くの人に訪れていただきたいです。
会場のはつかいち美術ギャラリーでは、この「ふたつの世界」開催に合わせて、様々なイベントを企画しています。
同時に、第1展示室では「姉妹都市ニュージーランド・マスタートン展」も行われています。どちらも入場無料なので、こちらも併せてご覧ください!
詳しくは、公式サイトをご覧ください!
===================
はつかいち美術ギャラリー(ウッドワンさくらぴあ)
https://www.hatsukaichi-csa.net/
広島県廿日市市下平良1-11-1
0829‐20‐0222 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合、翌平日)
===================
今回は、廿日市市の姉妹都市、ニュージーランド・マスタートンについてと、それに伴うイベントについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
意外なつながりかもしれませんが、初めての姉妹都市としてニュージーランド・マスタートンとは強固な絆があることを知っていただけたら嬉しいです!
この時期はGWも近く、どこか遠出したいけど決まっていないなぁ…という人もいらっしゃるかと思います。特に「ふたつの世界」はGWいっぱいまで開催していますので、廿日市市に来るにはベストタイミングです!
この時期に廿日市市に来て、一気に姉妹都市のニュージーランド・マスタートンの雰囲気を感じたり、平和について考え直してみませんか?お待ちしています!
観光 2025/04/17
ネット情報 2025/04/15
ネット情報 2025/04/10