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こんにちは、広島市在住のWEBライターです。
6月も半ばを過ぎると、もう空気は完全に夏モードですね。朝はそこまででも、昼過ぎには「え、もう真夏!?」とツッコミたくなるような気温で、街なかを歩いているとTシャツの背中にじわっと汗がにじんできます。
著者は夏生まれなこともあって、個人的には夏は嫌いじゃないというか、むしろ好きなほうなんですが、それでも「今年の暑さはちょっと異常かも」と思わされる日が増えてきました。
公園のベンチに座ろうとしても、座面が熱すぎて無理だったり、運転中に信号待ちしているだけでもじりじりと右腕が焼かれているような感覚があったり……。これはさすがに放っておけないですよね。
というわけで今回の記事では、夏本番を目前に控えた今、広島の暑さの現状とその対策について、リアルな視点で掘り下げてみようと思います。
さらに、最後には「暑さに勝つにはやっぱりコレ!」な、おすすめのかき氷スポットもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
さて、さっそくですが、今年の広島、すでにかなり暑いです。
2025年6月17日に発表されたNHK広島の地域ニュースでは、広島市中区の最高気温が33.5℃を記録したことが報じられており、これは平年よりも4.3℃高い数値でした【出典:https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20250617/4000029915.html】。
しかも広島の暑さは、単なる“気温の数字”以上に、実際に体に感じる暑さとしてもかなりしんどいのが特徴なんです。
というのも、市街地を中心にビルやアスファルトの照り返しによってヒートアイランド現象が発生して、体感温度は実際の気温よりもさらに高く感じられるようになるからです。
筆者自身もこの日、取材で八丁堀あたりを歩いていたんですが、歩道の照り返しとビルの隙間から吹いてくる生ぬるい風のダブルパンチで、5分歩いただけで汗が止まらなくなりました……。
水分補給はこまめにしていたものの、冷房の効いたお店に入ったときのあの開放感。「ああ、文明ってありがたい」と思わずにはいられませんでした(笑)。
さらに、気象庁や環境省が発表する「熱中症警戒アラート」も、今年は例年より早いタイミングで発令されており、すでに広島県内でも複数回出ています。
つまり、「まだ梅雨が明けていないのに、すでに猛暑日クラスの暑さが到来している」というのが2025年の広島の現状なのです。
「暑さはすごいけど、まだ6月だし……」とエアコンを渋っている方は、もう今すぐつけましょう。
では、こんな過酷な暑さとどう向き合っていけばいいのでしょうか?
正直、ここまで暑くなると「冷房の効いた部屋から出たくない…」って気持ちにもなりますよね。でも、仕事や学校、買い物など、どうしても外に出ないといけない用事は、なかなか避けることができません。
そんなときに頼りになるのが、街じゅうに仕込まれている“暑さ対策インフラ”たちです。
たとえば、広島市内でも増えてきたのが、街路樹や藤棚を利用した日陰スペース。横断歩道の近くや公園内の歩道に設けられていて、信号待ちやちょっとした休憩中でも、直射日光や暑さをしのげるありがたい存在です。
特に藤棚は、木漏れ日のような自然な影を作ってくれて、夏らしい風情も味わえるんですよね。こうした木陰は、都市景観としても魅力的ですし、熱中症リスクの軽減にも一役買ってくれます。
また、駅や商業施設のエリアでは、膜屋根などの人工的な日除けも導入されています。
例えば広島駅周辺のバスターミナルや紙屋町エリアのアーケードでは、直射日光をカットしつつも、光を取り入れて明るさを確保する“スマート屋根”が設置されているところもあります。
素材によっては照明の電力削減にも貢献しているらしく、「暑さ対策 × 環境配慮」の両立が進んでいるのは素直にすごいなと感じますね!
そして見逃せないのが、微細ミストの活用です。
イベント会場や、商店街や公園のベンチ周辺などに設置されていることが多いです。暑い中を歩いていると、ふわっと霧状の冷たい風が当たる場所、ありませんか?
あれがまさに、ミストシステムの恩恵です。気化熱の作用で、気温を約2℃、暑さ指数(WBGT)を最大で4程度下げる効果があると言われていて、体感的にも「おっ、涼しい」と感じられます。
他にも、最近では日傘のシェアリングサービスや、イベント時の無料貸出なども見かけるようになりました。
日傘って意外と荷物になるし、いまだに男性だとちょっと気恥ずかしいというような風潮もあったりするかもしれませんが、シェアリングなら“必要なときだけ使える”ので便利です。
しかも、環境省の調査では、日傘を使うだけでWBGTが1度程度下がるというデータもあるそうなので、身を守るためにも積極的に使いたいところです。
暑さ対策と聞くと、何か大げさなことのように感じるかもしれませんが、実はこうした“ちょっとした工夫”の積み重ねが、体調を守る大きな武器になります。
2025年の広島の夏は、早くも警戒レベル。
だからこそ、街にある対策を上手に使いつつ、自分でも日傘・冷却アイテム・こまめな水分補給などで備えておくのが大事なんです。
一度熱中症になってしまうと、重篤な後遺症が残ってしまうことも少なくありません。しっかり暑さ対策をして、自分の身を守りましょう!
とはいえ、どんなに対策しても、外を歩けば汗はかきますし、日差しは容赦ない……。
そんなときに頭に浮かぶのは、やっぱり「冷たいものが食べたい!」という欲求。
個人的には、冷やし中華も捨てがたいんですが……やっぱり夏といえば、かき氷ですよね。
広島には、そんな欲求を120%満たしてくれる、暑さ対策にもばっちりな絶品かき氷のお店がいくつもあります。中でも、暑い季節にぜひ足を運んでほしいのがこの2店です。
画像引用:食べログ
広電「本通」駅から徒歩5分ほど、アーバンビューグランドタワーのすぐ近くにある、かき氷専門店です。
ここは何と言っても、ふわっふわの氷と、見た目も味もハイクオリティなトッピングが魅力。
「桃とヨーグルト」や「抹茶ティラミス」など、ちょっと他では味わえない創作メニューがずらり。期間限定メニューも頻繁に登場するので、SNSをチェックしておくと◎!
店内は白を基調としたスタイリッシュな雰囲気で、涼を感じるにはうってつけの空間です。並ぶ価値ありの人気店なので、休日は時間に余裕を持って訪れるのが吉です。並ぶ間も、日傘などでの暑さ対策は絶対に忘れずに!
店舗名:コオリヤ ユキボウシ
住所:広島県広島市中区三川町4-12
Instagram:https://www.instagram.com/yukiboushi0623
画像引用:食べログ
こちらはフルーツショップが手がけるかき氷スタンド。とにかく果物が主役で、氷の上にこれでもか!というくらい新鮮なフルーツがトッピングされています。
「今日はイチゴの気分」「ちょっと贅沢にマンゴーも…」なんて考えているうちに、選びきれなくなってしまうほどのラインナップ。
テイクアウトもできるので、溶けない範囲内で海辺や公園に持って行って楽しむのもアリ。ビジュアルも映えるので、思わず写真を撮りたくなる一品ばかりです。
冷たさとビジュアル、どちらからも暑さを吹き飛ばしてくれるお店です。
店舗名:果実と氷 岩澤 広島店
住所:広島県広島市西区草津新町2-15-17
公式Instagram:https://www.instagram.com/iwasawa_hiroshima/
というわけで、今回は「広島」と「暑さ」をテーマに、気温の現状と、街や個人でできる暑さ対策、そして極上のかき氷スポットをご紹介しました。
毎年のように「今年は暑い」と言っている気もしますが、2025年の暑さは、どうやらちょっと本気度が違うようです。
でも、だからこそ準備次第で過ごしやすさは大きく変わるし、暑さをネガティブにとらえるだけじゃなく、「涼を楽しむ」っていう方向に気持ちをシフトしてみるのもアリだと思うんですよね。
街の対策にちょっと注目してみる、自分に合った“ひんやりアイテム”を見つけてみる、そして美味しいかき氷でクールダウンする。
広島の夏は、暑いけど悪くない。そんなふうに思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。
それでは、皆さんどうか熱中症には気をつけて。良い夏を!
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