廿日市市をもっと楽しむための総合情報マガジン
こんにちは!
廿日市市出身、歴史オタクで旅好きのハッツーです!
私は、小学校の夏休みの自由研究で廿日市市の歴史を調べてまとめたことがきっかけで、歴史好きになりました。
そんな私が、今回の記事でご紹介するのは、廿日市市とハワイの繋がりについてです!
2024年4月15日に、はつかいち文化ホールで行われた姉妹都市提携調印式をもって、廿日市市とハワイ州ハワイ郡は、正式に姉妹都市となりました。(ハワイ島全体がハワイ郡です)
一見、関わりが無さそうな、廿日市市とハワイですが、実は共通点が多く、古くから交流が続いています。廿日市市とハワイが姉妹都市として提携した理由は主に下記の3つです!
①歴史的繋がりが有るから
②商工会議所の繋がりが有るから
③世界遺産を持つという共通点が有るから
それぞれの理由について、1つずつ詳しくご紹介していきます!
ハワイは、アメリカの中で、最もアジア人が多い州です。その理由は、単にハワイがアジアに近いからというだけではありません。
1800年代にハワイで始まった、砂糖産業で多くの働き手が必要になったため、積極的に各地から、特にアジアから移民を受け入れました。
1881年に、東京で明治天皇に謁見したハワイのカラカウア王が、日本にも移民を要請し、ハワイ王国政府と日本政府の間で、渡航や労働に関する正式な条約が結ばれました。
正式に日本から任命され、ハワイに移住した移民を、官約移民といいます。
官約移民は、3年契約でサトウキビ畑などの労働者としてハワイに送り出されました。
26回にわたり派遣され、約29,000人がハワイへ渡りました。ハワイでの賃金は当時の日本の10倍で(1ヶ月15ドル)、さらに衣食住も整えられていたため、多くの人が志願しました。
サトウキビ畑で働く 日系移民 引用:ハワイ検定
西日本を中心に、全国から派遣された官約移民ですが、中でも一番多く派遣された都道府県が、廿日市市を含む広島県です。最初の官約移民の派遣の際に、「広島県からの移民は、特に真面目で、よく働く」と評判になったため、広島県人の人気がハワイ各地で高まりました。
①でご紹介した移民政策で、ハワイ州のコナ地区に多くの廿日市市民が移住し、技術を高め合いました。そんな繋がりがあり、2006年に、廿日市市の商工会議所とコナ地区のコハラ商工会議所が姉妹提携を結びました。
2つの商工会議所が姉妹提携をしたことがきっかけで、交流を深めるために毎年開催されるようになったのが、みやじま国際トライアスロン大会です。
みやじま国際トライアスロン大会は、世界遺産の厳島神社をスタートし、ウッドワン美術館までの計77.5キロを、水泳2.5キロ、自転車55キロ、ラン20キロで競うレースです。自転車の高低差は850メートルあり「日本屈指の過酷なコース」として知られています。コースを走りながら、世界遺産や廿日市の美しい自然を楽しむことが出来ます。
このトライアスロンは、国内外から人気があり全13回続いてきましたが、2023年を最後に打ち切りになってしまいました。資金不足で、打ち切りになってしまったそうです...。いつか復活する日を心待ちにしています!!
廿日市市では「厳島神社」が、ハワイでは「ハワイ火山国立公園」と「パパハナウモクアケア」が世界遺産に登録されています。世界遺産を守り続けるために、廿日市市とハワイが協力し、知識や技術・取り組みを共有しています。
厳島神社は、廿日市市に訪れたら絶対に行きたい、歴史のある神社です!
観光客数は年々増えており、昨年は約500万人が厳島神社を訪れました。
厳島神社の魅力ついては、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください!
ハワイ火山国立公園は、世界で最も活発な火山のひとつ、「キラウエア火山」を有する国立公園です!活発な火山活動を間近で見学することができます。アーヒナヒナ(ギンケンソウ)という、絶滅危惧種をはじめ、沢山の動植物を守っている公園です。
アーヒナヒナ 引用:ハワイの花・植物・野草図鑑
パパハナウモクアケアは、世界で2番目に広い自然保護地域です。ハワイの人達に神聖な生き物として親しまれているウミガメ(ホヌ)が生息しています。
パパハナウモクアケアは残念ながら、一般人が立ち入ることはできません。
今回の記事では、廿日市市とハワイの繋がりについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
廿日市市とハワイは、姉妹都市としてこれからますます交流が増えていくと思います。
廿日市市とハワイについて紹介してきた私ですが、実は、まだハワイに行ったことがないんです.....。近いうちに行きたいです!!色々な国の歴史が詰まったハワイは、歴史オタクとしては、とても魅力的な場所です♡
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