廿日市市の宮島でいたるところで見かける「杓子」これはなんでしょうか。
その昔
まだ廿日市にもみじまんじゅうを含めて何も特産品が無かった頃
光明院の修行僧がどのような産業で街を盛り上げるのがよいのか
必死で考えていたとき、
夢の中に弁財天がでてきたとのことで、
その琵琶から「しゃもじ」を連想して産業にしたということです。
ちなみにその修行僧がいた光明院とは
現在もまだあり、それはこちらです。
人力車は常に待ち構えています。
ちなみにこの寺院の向かいにある焼き牡蠣はおいしいのでおすすめですよ。
廿日市市は焼き牡蠣が有名なので、
後日焼き牡蠣を中心にした観光をする予定です。
おおぶりの焼き牡蠣で400円程度
杓文字は飯を取ることから「(敵を)召し取る」ということで、
よく甲子園で広島の応援のときは杓文字をもった生徒たちが杓文字をカチカチと音を鳴らしていたそうです。
召し取る杓文字でカチカチならす。
カチカチ(勝ち勝ち)ということだそうです。
を見るととても勉強になります。
宮島のしゃもじは、神木から作られていることから、使えば「幸運・好運に恵まれる」と名声が広がっていきます。宮島のしゃもじが有名になっていくにつれて、しゃもじの生産も本格化していき、宮島の一大産業へと発展していきました。戦時中には、しゃもじが「飯を取る」ことから「敵を召し取る」と言われ、縁起物としての人気が高まったそうです。現在販売されている、お土産用の飾りしゃもじには、「必勝」や「商売繁盛」といった筆文字が入れられていますよ。
さあ、世界一の大杓子に人力車で行くぞ!(続く)