"宮島には紅葉の名所,紅葉谷公園がありますが,明治39年(1906),この公園内にある旅館「岩惣」に茶菓子を納入していた和菓子職人の高津常助が,もみじの葉型の菓子を,と注文され製造に取り組んだのが始まりと言われています。このほかにも,初代総理大臣の伊藤博文が宮島を訪れた際,茶屋の娘さんの可愛い手をみて「紅葉の形をした菓子を焼いて食べたらおいしかろう」と言ったことが起源,という説も有名です。いずれにしても,もみじ饅頭は人気菓子となり,昭和初期には,もみじ饅頭を売る店は十数軒に達しました。"
①藤い屋/表参道商店街エリア
1925年からと非常に長い歴史があり、本店が宮島にあるのがこの藤い屋です。
なんと行っても「こしあん」が一番の伝統です!
HPではこだわりについて下記のように記載があります!
"藤い屋は創業の地・宮島で九十年以上に渡り、もみじまんじゅうをつくり続けてまいりました。
小豆の皮をむいて炊く「藤色のこしあん」は、 当社の原点とも言える伝統の味です。
その香り高い、焼きたての味わいを、 これからも丹念に追求してまいります。"
場所:広島県廿日市市宮島町1129
②紅葉堂/表参道商店街エリア
1912年(明治45年)創業と藤い屋よりも古いです。こちらも宮島に本店あり紅葉堂といえばなんと言っても、揚げもみじで有名です!
もちろん、普通のもみじ饅頭も売っていますが揚げもみじ饅頭の元祖と知られており、宮島に行ったら必ずといっていいほど食べてほしいです!
紅葉堂公式HPでは、揚げもみじについて販売に至ったストーリーが下記のように記されております。
"宮島の新名物紅葉堂の『揚げもみじ®』は毎日作るもみじ饅頭の製造段階で多少出来栄えの良くないものなどをなんとか美味しく食べることが出来ないかと考え、四代目の言葉をヒントに産まれました。
それまではそういった定価を頂く事が出来ないものは試食や、奉仕品といった形で消化しておりましたが、食べ物屋としてそれらを上手く使って美味しく楽しく食べることが出来ないかとアイデアを出し、平成13年の年末に登録商標 宮島食べ歩き名物 串に刺さった『揚げもみじ®』という一つの商品になりました。"
③岩村もみじ屋/厳島神社エリア
こちらも明治末期、宮島で創業と歴史があるお店です。
冒頭でも記載したとおり、唯一他のお店と違い表参道商店街エリアから外れたところにあり、少し地味な印象がありますが間違いなく実績は他のお店に引けをとりません。
食べログ・スイーツ百名店にも選出されており、地元民からも人気が高いお店となっております。
"厳選された北海道産の小豆と白双糖(ザラメ)を使用しております。手間暇かけ、丁寧にアクを取り除き、しっかり煮詰めたあんこです。えぐみのない小豆の風味と上品な甘さをお楽しみください。"
④やまだ屋/表参道商店街エリア
1932年(昭和7年)創業。宮島に本店ありのお店です。
表参道商店街の入口に位置しており立地も抜群です。
最近はディップするもみじ饅頭も販売していたり、もみじ饅頭の手焼き験を行っていたりと新たな取組をどんどん行っているお店としても注目です。
"現在弊社では、約20種類(季節限定品を含む)を製造しています。広島・宮島の特産品を使った味や、クリエーターグループやミュージシャン、そしてアニメとのコラボ商品など、お客様のニーズに応えるべく幅広く商品開発を進めています"
と記載があるように非常に色々な種類のもみじ饅頭があり、楽しみが広がるお店です。
⑤ミヤトヨ本店/宮島桟橋エリア
こちらは、表参道商店街の入口にほどなく近くにあります。
厳密には宮島桟橋から表参道商店街に向かって海沿いを歩いてるとあります。
コチラも岩村もみじ屋同様に宮島限定のお店で、元祖チーズもみじ饅頭がなんといっても有名です!
宮島観光協会が出している
ECサイトからも買えるそうですが、実店舗は宮島にしかないのでぜひ行った際には足を運んでチーズもみじ饅頭を食べてみてください!
⑥だいこん屋/表参道商店街エリア
こちらは表参道商店街の藤い屋・紅葉堂が密集する地域で一番奥(厳島神社側)にあるお店です。
店内は広々としており、お茶を無料で飲める休憩所も併設されております。
目の前で作られるできたて、熱々を食べられるということもあって人気のお店になっております!
こちらも「こしあん」がこだわりで、そのこだわり具合は
だいこん屋のHPで下記のように記載しております。
"だいこん屋のこしあんは職人が手間暇かけた自社精製。だから味にもこだわる事が出来ます。こしあん製造時小豆の皮を一度8 割程取り除き、その小豆をもう一度煮釜の中でじっくり時間をかけ炊き上げ、炊き上った小豆をもう一度きめの細かい網を通 し余分な皮を取り除き、さらに灰汁抜きを繰り返し、搾り機にかけ適度な水分を残し最上級の白双と保湿性を保つためトレハ ロースとともに攪拌し炊き上げます。こうして一切添加物を使用していないきめの細かいだいこん屋独自のこだわりのこしあ んに仕上げます。この製法で小豆本来の旨味と甘みを十分に引き出し、かつさっぱりとした後味でお召し上がりいただけます。"
ご紹介した宮島もみじ饅頭の中で特にオススメは?
すべてのもみじ饅頭を食べて見ましたが、どれも非常に美味しく1つに絞るというのはなかなか難しいです。
ただ、地元民も絶賛するお店の岩村もみじ屋は是非一度足を運んでみてほしく思います!
こしあんとつぶあんのみというこだわりと、宮島に1店舗しかないということで、そこに足を運ばないと食べられないのも人気の秘密で地元民からも長らく愛されているお店です!
広島駅でも買えるお店があるようです!
ちょっとだけ行ってみた感想も下記に記載してみます!
宮島のもみじ饅頭の中でも特に評価が高い岩村もみじ屋にいってみた!
さて、実際に宮島についたので岩村もみじ屋に行ってみました!
少し他の場所からは離れているので、タクシーで行ってみます!
フェリーを下りたとこりにすぐにタクシーのりばがあります!
タクシーの運転手さんに岩村もみじ屋までお願いします。
運転手さんは気さくで、厳島合戦のことや道のつくりなど島の歴史についていろいろ教えてくれました!
そんなこんなであっというまに到着です!
前の道は狭くて入れないらしく近くで下車。
たくさんの鹿たちがお出迎えしてくれます。
2分ほど歩くと岩村もみじ屋に到着!
なんとも奥ゆかしい雰囲気とともに、前を歩くとあんこのすごくいい香りがします!
これは間違いない!と確信し、お店の前にいくと、、、
なんと!!!「本日のもみじ饅頭完売しました」の文字が、、、、、、
動揺しながら定員さんにもみじ饅頭について尋ねてみると、やはり本日は完売とのこと。。。
宮島のおすすめ&最高評価のもみじ饅頭の岩村もみじ屋ということもあり、そう簡単には行かないので皆さんもご注意を。
※その後、表参道商店街にも行きましたが、商店街のお店は売り切れることはなさそうでした。
とその時、少しお店の前で次の目的地を調べているとお兄さんが声をかけてくれ、
「これ売り物ではないのですがよければ」と。
そこにはなんと「岩村もみじ屋」のもみじ饅頭が!!
お店のお兄さんのご厚意もあり、奇跡的にもみじ饅頭が食べれることに。
お味は、、、
最高でした。
外のカステラとなかのあんこの相性が抜群で、なんとも優しい味に包まれたかのような味がしました。
機械を動かすときにあんこの分量が少なくなってしまった商品などは重さが規定に達しないため、売り物にならないのだとか、、!!
総論
宮島にはたくさんのもみじ饅頭がありますが、是非色々と食べ比べをしてみてほしいと思いました!
その中でも特にオススメで評価が高い岩村もみじ屋さんは少し無理して足を運んででもいきたいお店でした!
もみじ饅頭はもちろんお店のスタッフさんの心温まる対応もさらに旅を満足させてくれるものになります。
是非、宮島でもみじ饅頭を探す際は岩村もみじ屋さんに行けば間違いないでしょう。