廿日市市をもっと楽しむための総合情報マガジン
こんにちは、広島市在住、廿日市の魅力をワールドワイドに伝えたいWEBライターです。
いよいよ6月、梅雨入りシーズンですね……
梅雨の時期が近づいてくると、「せっかくの休みなのに雨かよ~」とテンションが下がる人、多いんじゃないでしょうか。
休日には外で過ごすことが多い僕もそのひとりでして、特に予定があるわけじゃなくても、梅雨には空を見上げてちょっと気分がどんよりしがち。
洗濯物も乾かないし、外に出るのもおっくうで、何より予定が立てづらい!
でも、そんな季節、お外大好き人間だからこそ声を大にして言いたいんです。
「梅雨の広島、意外と楽しめる場所あるんよ!」って。
広島って、我らが廿日市市を代表する厳島神社を筆頭に、晴れた日にはもちろん観光・絶景スポットがたくさんあるんですが、実は“雨でも楽しめる穴場”もけっこう豊富なんです。
今回は、実際に僕が行ってよかったと思える場所や、地元民ならではの視点で選んだ「雨の日でも安心して遊べる屋内スポット」を4つご紹介します。
家族連れからカップル、おひとり様まで、それぞれの楽しみ方ができる場所ばかりを選びました。この記事を読んで、「梅雨のお出かけもアリかも」と思ってもらえたらうれしいです。
それでは、さっそく1つ目の梅雨おすすめスポットからご紹介していきます!
画像引用:公式サイト
まずご紹介する、広島県内の梅雨におすすめのスポットは、廿日市市にある「宮島水族館」、通称“みやじマリン”。
広島に住んでると何度も耳にする定番スポットですが、「雨の日こそおすすめ」ということは意外と知られてないかもしれません。
宮島水族館は、瀬戸内海の生き物たちに特化した展示が魅力。ほかにもアシカやペンギン、クラゲの展示はもちろん、チンアナゴの水槽の前ではなぜか大人も夢中になってしまう不思議な引力があります。
水槽の配置も絶妙で、動線がわかりやすく、屋内でのんびりと回れるのが最大のポイント。ベビーカーや車椅子の人でも快適に移動できるよう工夫されていて、家族連れにとってはありがたい限りです。
梅雨に限らず、雨の日だと、特にベビーカーや車椅子で屋外を回るのはしんどいですよね。そんな方々にこそ、ぜひ訪れていただきたいスポットです!
僕が個人的に好きなのは、アシカライブのコーナー。テンポのいい進行とユーモアたっぷりのパフォーマンスに、気づけば大人も爆笑してるんですよね。
あと、雨の日には難しいけど、晴れていたらぜひ見てほしいのが「干潟観察会」。干潮のタイミングに合わせて、実際に干潟を歩いて生き物を観察できるというもので、子どもたちには最高の自然体験になると思います(※これは事前に開催有無の確認を!)。
アクセスはフェリーで宮島に渡る必要があるため、移動は少しだけ手間ですが、そのぶん“旅感”も味わえるので、雨の日のちょっとした非日常としてぴったり。
フェリー乗船中とフェリーターミナルはもちろん屋根完備ですし、広電宮島口駅からターミナルまでは50mほどなので、梅雨でもほとんど濡れずに楽しめます!
周辺にはお土産屋さんや飲食店も多く、1日たっぷり楽しめますよ。
過去にもっと詳しく紹介していますので、こちらの記事もご覧ください!
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宮島水族館
広島県廿日市市宮島町10-3
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画像引用:公式サイト
次にご紹介するのは、広島市の中心部・袋町エリアにある「5-Daysこども文化科学館」。
名前からして完全に“子ども向け”と思われがちですが、実は大人もがっつり楽しめる、地元民なら誰もが知る!?屋内スポットなんです。
館内では、科学をテーマにしたさまざまな体験型展示がそろっていて、磁石の力を使った装置や音の不思議を体験できるスペースなど、童心に帰って遊べる仕掛けがたっぷり。
僕が行ったときは、ちょうど「紙コップスピーカー作り」の工作イベントをやっていて、子どもたちがキラキラした目で取り組んでいたのが印象的でした。こういう“体験してナンボ”の場所って、やっぱり記憶に残るんですよね。
そして特筆すべきは、プラネタリウム。
最近リニューアルされたばかりで、星空の投影がとても美しい。
平日は15:00からの回で終わってしまいますが、土日祝には夕方16時からの最終回もあり、昼とは違う落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくり星空を楽しめます。
プラネタリウムなら、梅雨でもお昼時でも問題なし!いつでも満天の星々を楽しめますね。
「科学館でデートってどうなん?」と思うかもしれませんが、意外とこれが“刺さる”んです。
展示で一緒にワイワイした後に、プラネタリウムで静かに星を眺める。梅雨の雨音の聞こえない館内で、ちょっとした非日常に浸れる時間は、きっといい思い出になりますよ。
ちなみに、「観葉植物の鉢植え体験」や「顕微鏡でミクロの世界を観察」といった、年齢問わず参加できる企画も定期的に開催されています。
子どもはもちろん、大人だけで訪れても“学びと癒し”を両立できる貴重な場所です!
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5-Daysこども文化科学館
広島県広島市中区基町5-83
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画像引用:公式サイト
「せっかく広島に来たんだから、お好み焼きは外せんでしょ!……でも、こんな梅雨の雨の中じゃ並びたくないよ!」というあなたにオススメしたいのが、広島市西区にある「Wood Eggお好み焼館」です。
ここ、ただ食べるだけじゃなくて、広島お好み焼きの“歴史”と“体験”の両方を楽しめるスポットなんです。
運営しているのは、あの「おたふくソース」でおなじみのオタフクソース株式会社。
建物の1階部分は“お好み焼ミュージアム”として開放されていて、戦後の屋台文化から現在までの進化の過程、道具や材料の変遷までが丁寧に紹介されています。
正直、僕も初めて訪れたときは「資料館ってそんなに面白いのかな」と思ってたんですが、気づいたら全展示をじっくり読み込んでいました。笑
そして、ここでの最大の魅力はキッチンスタジオでの調理体験。
本物の鉄板を前に、実際にお好み焼きを一から自分で作れるという、他にはないユニークなプログラムです。
生地を広げて、キャベツを山のように盛って、豚肉と麺をのせて…と順を追って作業をしていくうちに、自然とテンションが上がってくる。完成して鉄板の上でソースの香りが立ちのぼってくる瞬間なんて、もうたまりません。
体験は要予約なので事前チェックは必須ですが、その価値は十分あります。
もちろん、見学だけでも楽しめるし、館内には物販コーナーや軽食エリアもあるので「食べるだけでOK」という人にもぴったり!
屋内施設なので、梅雨のどんな土砂降りの日でも問題なし!むしろ「雨だし、お好み焼き焼きに行こか」っていう発想になるのが面白いんですよね。
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Wood Eggお好み焼館
広島県広島市西区商工センター7丁目4−5
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画像引用:公式サイト
最後にご紹介する梅雨にもおすすめなスポットは、広島県が誇る歴史の町、尾道市から。
“猫の町”として全国的にも有名なこの街で、ひっそりと人気を集めているのが「おのみち小物招き猫工房」です。
こちらは、招き猫の絵付け体験ができる工房。
真っ白な陶器の招き猫に、自分で絵付けをしていくスタイルで、所要時間はだいたい1時間程度。
選べるサイズもいろいろありますし、見本を見ながら描けるので、初心者でもまったく問題ありません。
むしろ、ちょっとヘタなくらいの方が味が出るというか、世界にひとつだけの「推し猫」になります。僕も一度、甥っ子と一緒に行ったことがあるんですが、集中して黙々と筆を動かしている姿にちょっと感動したのを覚えています。
なにより、この工房があるエリアの雰囲気が最高。
尾道の商店街から少し入った静かな場所にあって、雨の日のしっとりとした空気がまた似合うんですよ。
外の喧騒を忘れて、ゆったりと過ごす時間。絵付けの最中に梅雨の雨音がBGMのように聞こえてくるのも、なんとも風情があります。
ちなみに、この工房は「地球の歩き方」などの有名旅行ガイドにも掲載されていて、海外からの観光客もちらほら。
それでもゴミゴミした感じがなく、あくまで“尾道らしい静けさ”が保たれているのが魅力です!
雨の日でもぬくもりのある体験がしたい方には、本気でおすすめできるスポットですよ。
梅雨の晴れ間を招くおまじないとして作りに行くのもアリかもしれませんね!
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おのみち小物招き猫工房
広島県尾道市東土堂町10-3
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というわけで、今回は梅雨でも楽しめる広島の穴場スポットを4つご紹介しました。
「雨=外出できない」と思い込んでいたらもったいない!どれも素敵な場所ばかりです。
水族館や科学館で知的な時間を過ごすもよし、お好み焼きでお腹も心も満たすもよし、猫の工房で癒されるもよし。
天気に振り回されず、広島の“中の良さ”を楽しめるのが、今回のスポットの共通点かなと思っています。
この記事がほんの少しでも、「梅雨かぁ……雨の日ってどこ行こう…」と悩んでいる方々の、お出かけのヒントになれば嬉しいです。
梅雨の広島、ぜひ“雨だからこそ楽しめる場所”を見つけに出かけてみてくださいね!
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