廿日市市をもっと楽しむための総合情報マガジン
発生起源は中国と言われている、けん玉。けん玉の起源については色々な説があり、現在もまだ確認されていないそうです。現在のけん玉最古の記録で確認できるものは、16世紀のフランス。王貴族の男女がけん玉で遊んでいる様子が鮮明に描かれているそうです。
「けん玉」ですが、実は発祥の地が広島県廿日市市だということをご存知でしょうか?
そんな、けん玉の歴史についてご紹介していきます。
廿日市市は、けん玉の発祥地の1つと言われています。
廿日市市周辺でのけん玉の歴史は非常に古く、江戸時代中期にまで遡ることができるそうです。明治時代に木工玩具として大流行したそうですが、当時のけん玉はその名の通り、棒に玉をさすだけのシンプルな形でした。
皆さんが知っているけん玉の形になったのは、大正10年(1921年)。
当時、家具の小物を製造していた廿日市市の木工メーカーが今までのけん玉に受け皿を取り入れ、「日月ボール」として製造したそう。
これが現在のけん玉の形の誕生です。
今では、中国地域の歴史ある地域産品として知られるけん玉。
2021年にはけん玉発祥100周年を迎え、廿日市市では発祥の地として大いに盛り上がりました。
当初は、楽しむために作られたけん玉でしたが、やがて競技化され、広く普及するようになりました。廿日市市内の多くの場所で、けん玉を楽しむことができ、今では日本だけでなく、アメリカを中心に世界の子供から大人まで、幅広い世代が楽しんでいます。
広島県廿日市市ふれあい通りにある「けん玉(日月ボール発祥の地」のモニュメント
現在も廿日市市ではけん玉の文化が根付いています。
廿日市市では、けん玉のイベントや大会が年間通して多く開催されています。
廿日市市年間のけん玉大会・イベント情報はこちら。
けん玉は競技形式で大会が開かれ、プロ選手たちがけん玉競技を行い、ギャラリーはその技や技術でけん玉を楽しむことができます。
競技では、時間内にどれだけ多くの技をこなせるかや、正確に技を行うかなどが評価されます。また、けん玉グランプリなどの大会では、各地から選手が集まり、競技者たちが熱戦を繰り広げます。競技を通して、けん玉の奥深さを味わってみましょう。
日本商工議所青年部 第40回中国ブロック大会廿日市大会
廿日市市内では、けん玉をテーマにしたイベントやワークショップも開催されています。毎年、市内の小学校でけん玉教室が開かれており、子供たちがけん玉に親しんでいます。また、廿日市市民図書館では、けん玉に関する本の展示会が行われることもあります。
地元の人々だけでなく、観光客も多く、外国人の方も訪れています。廿日市市は、けん玉の発祥地であると同時に、けん玉の街として多くの観光客で賑わっています。
廿日市市では、けん玉ワールドカップも開催されているので詳しくみていきましょう。
けん玉ワールドカップ廿日市は、2014年から開催されており、日本全国各地からけん玉の愛好家が集結します。
直近は、コロナの影響もあり、オンライン開催を余儀なくされてしまいましたが、動画での応募ということもあり、盛り上がりを見せています。
けん玉ワールドカップでは、けん玉の競技大会やパフォーマンス、けん玉作り教室などが行われ、多くの地元民・観光客で盛り上がります。また、市内にはけん玉を専門に扱うお店もあり、けん玉愛好家たちからの支持を集めています。
ウッドワンけん玉ワールドカップ廿日市2023
開催予定日
2023年7月29日(土)30日(日)
※大会の運営方法については別途発表します。
廿日市市周辺でのけん玉の歴史や文化は、今も絶えず息づいています。古来から愛されるけん玉という玩具は、今も多くの人々の心を惹きつけているのです。けん玉の技を磨くことで、様々な人とつながりを持つこともできます。あなたも是非、けん玉を手にして廿日市市のけん玉の歴史と文化を感じてみてください!
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