伝統舞踊である「鷺舞」。
発祥は京都と言われています。
今では島根県の一部で見ることができる「鷺舞」ですが、今回は特別イベントとして廿日市市でもご覧いただけます。
突然ですが、皆さんは「鷺舞」(さぎまい)を知っていますか?
津和野に伝承されて400年という長い伝統のある「鷺舞」。
今回のイベントは、和野街道でつながる津和野町、吉賀町、廿日市市の3市町の交流を記念した事業を開催するにあたり、「鷺舞」についてご紹介していきます。
和野街道でつながる津和野町、吉賀町はともに島根県の南西に位置する町です。
津和野町は小さな盆地に広がる街並みが故郷との代表格と知られています。
津和野町津和野伝統的建造物群保存地区に選定されています。
津和野町で有名なのが、毎年7月末に行われる祇園祭の中で、街中を練り歩く「鷺舞」です。
「鷺舞」は津和野町の代名詞であり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
「鷺舞」とは?
鳥類である鷺の作り物を身につけて、舞う伝統的な芸能です。写真は島根県の「
なつかしの国石見」から引用させていただきました。
島根県鹿足郡津和野町弥栄(やさか)神社の祇園祭りに行われる鷺舞は、神輿に供奉(ぐぶ)して、神社・御旅所・頭屋などへ練り込んで舞います。
雌雄の鷺・棒振り・鞨鼓(かっこ)各2人の舞方と、笛・鼓・鉦(かね)・太鼓のお囃子方8人、それに歌い手大勢を合わせた見応えのある芸能となっています。
高さ85cm、重さ約3kgも鷺頭と大中小3種類の羽39枚を一点に集めて扇形にした、重さ約12kgある鷺羽を身につけているそうです。
響く鐘の音と、優雅な白鷺の舞に魅了される、極上の伝統芸能です。
滅多に見れるものではないので、ぜひこの機会に足をお運びください!
イベントについて
○とき 令和5年6月11日(日曜日)
○記念セレモニー
・時間 11時~12時
・場所 市役所1階市民ホール
○津和野弥栄神社の鷺舞奉納
・時間 15時30分~16時30分
・場所 嚴島神社高舞台
※神社での奉納は一般参拝者としての観覧のため、拝観料が必要です。
○マルシェ
・時間 10時~16時
・場所 宮島口旅客ターミナルロータリー前
また、関連展示を次の期間中開催します。
・期間 6月8日(木曜日)~26日(月曜日)
・場所 宮島口旅客ターミナル2階はつかいち・みやじま情報センター
普段は、島根県でしか見られない「鷺舞」。
今回は特別イベントとして、広島県廿日市市でご覧いただけるので、この機会にご覧いただければと思います。