廿日市市をもっと楽しむための総合情報マガジン
いよいよ来ました、2025年!新年明けましておめでとうございます!
今年も元気いっぱいの、広島県廿日市市出身・地元宮島の魅力を発信したいことでおなじみのWEBライターです。
個人的に、5で割り切れてキリが良い気がするので、2025年というだけでちょっと気分が良いです。伝わりますでしょうか。
まあそんなことはさておき……今年の干支は「へび」!
少し怖い・不気味なイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実はへびは古くから日本の文化や神話に深く関わり、縁起の良い象徴ともされています。
そんなへびをテーマに、今回は宮島やその周辺で「へび」にまつわる魅力を紹介します。実は宮島には、へびと関わりのあるスポットや文化がいくつもあるんです!
とはいえ、実を言うと著者もへびはさほど得意ではないので、今回は同じような方々のためにも、【実写画像なし】でお送りします(笑)
2025年の始まりにふさわしい、ちょっとにょろにょろしたユニークな宮島観光ガイドをお届けします。
それでは、さっそく行ってみましょう!
>゜≋≋≋≋≋≋≋≋≋≋≋≋≋≋≋≋>
引用:公式ブログ
皆さんおなじみ、宮島にある宮島水族館・通称「みやじマリン」は、地元の海洋生物を中心に展示する大人気の施設です。
ここで今年ぜひ注目してほしいのが、その名も「オオヘビガイ」。名前に「へび」と入ってはいますが、貝の仲間です。
オオヘビガイは細長い巻貝で、見た目がへびに似ているとされ、この名前が付けられました。硬い貝殻とは思えないユニークな姿に、つい見入ってしまいますね!
宮島の近海でも生息が確認されているので、地域の海洋生物としても重要な存在です。
オオヘビガイの学名は「Serpulorbis imbricatus」で、意味は「重なり合ったつる草」だそう。種族としての大元も「ムカデガイ科」に属するようで、一体どこからへびの名がついたのか……という感じですね(笑)
私が取材のためにみやじマリンを訪れたときも、子どもたちが「へびだって!グネグネだ!」と楽しそうに観察していました。
館内ではオオヘビガイの生態について学べる解説パネルもあり、地元の海について知識を深める良い機会になりますよ。
家族連れやカップルで宮島を訪れる方は、ぜひ干支にちなんでこの小さな「へび」を探してみてくださいね!
またみやじマリンでは、4月6日まで、干支にちなんだ特別企画展「ヘ~ビっくり!已己巳己(いこみき)展」を開催中です。
「已己巳己(いこみき)」は、よく似ている物どうしを例える際に使われる四字熟語です。「ヘ~ビっくり!已己巳己(いこみき)展」では、ウツボなどのへびにそっくりな生きものや、名前にヘビが含まれる生きものなどを大特集しています!
ぜひ、開催期間中に足を運んでみてくださいね。
============
住所:広島県廿日市市宮島町10-3
電話:0829-44-2010
営業時間:9:00 ~ 17:00 ※最終入館時間は16:00
============
宮島といえば宮島張り子も見逃せません!
伝統的な技術で作られる宮島張り子は、地元のお土産としてもとても人気の伝統工芸品ですが、毎年お正月近くには干支にちなんだデザインも多く展開されています。
もちろん今年の干支である「へび」をモチーフにした張り子も、現在進行形でいろいろなお店に可愛らしい表情で並んでいますよ。
職人による手作りで、カラフルな模様が施された宮島張り子は、玄関やリビングに飾るだけで一気に華やかになります。
とんど祭を過ぎると、玄関先からお正月飾りが減って、なんとなく寂しい気持ちになりがちですが、ぜひ宮島張り子を飾って、生活に彩りを添えてみてはいかがでしょうか?
※ちなみに、厳島神社での今年の古札焼却式(とんど)は、1月14日に開催されます!お忘れなく!
私も去年、自宅の正月飾りに、初めて龍の宮島張り子を購入して飾っておいたのですが、遠方から泊まりに来た友人から「こういうの良いじゃん!」と好評でした(笑)
干支にちなんだ飾り物は、新しい年を迎える特別感を演出してくれるので、宮島観光の際にはぜひ、へび年の宮島張り子をチェックしてみてくださいね!
宮島を代表する観光スポットでもある厳島神社には、実はへびにまつわる興味深い歴史があるんです。
それが弁財天信仰。弁天様として知られる弁財天は、財運や音楽、学問の神様として多くの人々に親しまれていますが、その弁天様の遣いの動物とされているのが「へび」なんです。
そのため、厳島神社の神域では、昔からへびが神聖視され、特に白いへびは神の使いとして大切にされています。
古くから「へびを見ると幸運が訪れる」とも言われ、参拝者の中には、へびを見つけると幸運の兆しだと喜ぶ方もいるのだとか。
私の祖父はよく、宮島で白いへびを見かけたことがあると自慢していました。
祖父自身は「宮島でへびを見たから俺は寿命が延びる!」とかなんとか言っていましたが、そんなご利益は調べても出てこなかったので、皆さんは信じないでくださいね(笑)
ただ、今思い返しても祖父はけっこう豪運で、特に金運は良い方だったように思います。弁天様は財運の神様と言いますし、もしかしたら、本当にご利益があったのかもしれませんね!
12年に1回しかないへび年ですし、今年の初詣では、弁財天様を意識しながら参拝するのも良いかもしれません。
幸運と繁栄を象徴するへびを見かけたら、怖がらず、そっと手を合わせておきましょう!
宮島の近隣にある山口県の岩国市には、白蛇神社という特別な神社があります。
こちらは国の天然記念物に指定されている「岩国の白蛇」を祀る神社で、この神社がある地域では、白蛇を神の使いとして大切にする信仰が根付いているそうです。
白蛇神社は、岩国の観光スポットとしても有名で、白蛇を見ることで金運や財運がアップすると言われています。
また、神社内では岩国の一部地域にのみ生息するシロヘビについての展示が行われており、その神秘的な存在に魅了されること間違いなしです!
境内では、手水舎や灯篭にもへびのモチーフがあしらわれていて、へび年にはまさにピッタリのパワースポットです。
可愛らしい白いへびのイラストが描かれた絵馬も販売されているので、金運アップのお願い事を書いて吊るすのもいいかもしれませんね。
宮島から岩国までは車で約30分ほどの距離なので、日帰りで立ち寄ることもできます。私も以前、取材をかねて宮島の後にそのまま訪れたことがありますが、遠方の方でも無理なく同じ日の観光プランに組み込めるコースだと思います。
この記事を読んで、へび年にちなんだ宮島旅行をしたい!と感じてくださった方は、プランを立てる際にぜひ岩国まで少し足を延ばして、白蛇神社も加えてみてください!
いかがでしたか?
今年の干支である「へび」をテーマにして宮島やその周辺のスポットを巡ることで、普段とは一味違った観光プランを楽しむことができます。
特に旅行慣れしている方は、主要な観光地って「もう行ったことあるし……」と思ってしまいがちですよね。ですが、ひとつ明確なテーマを決めると、過去に訪れたことがある場所でも、また違った視点で楽しめますよ!
今回ご紹介したスポットは、どれも2025年の干支・へびにまつわるユニークな魅力を持っています。
みやじマリンのオオヘビガイから、宮島張り子、厳島神社の弁天様、そして岩国の白蛇神社まで、それぞれのスポットで「へび」を感じてみてくださいね!
新しい一年が皆さんにとって素晴らしいものになりますように。
2025年も宮島と廿日市市の魅力をたっぷりお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!
今年もよろしくお願いします!
観光 2025/01/10
観光 2025/01/09