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ついに開催された『厳島水中花火大会』!参加レポをお届けします!

観光 2025/11/06 #映えスポット #Instagram #絶景 #思い出 #イベント

2025年10月18日に開催された『厳島水中花火大会』。前身となる『宮島水中花火大会』から完全にリニューアルしたこの大会は、被ばく80年となる広島の新たな転換点となる、素晴らしい大成功を収めました!この記事では、著者自身が見た、『厳島水中花火大会』のレポをお届けします!

はじめに

2025年10月18日、「厳島水中花火大会」がついに開催されました!

思えば、この廿日市コンシェルジュで、初めてこの大会に触れたのは、なんと半年以上前の4月。

 

▼初めて触れた時の記事はこちら

https://hatsukaichi-concierge.media/article/detail/407

 

上の記事を書いた当時、このニュースを見た瞬間、思わずスマホを握りしめてガッツポーズしました!

地元・廿日市で育った私にとって、この『宮島で開催される水中花火大会』は、“特別”のひと言なんです。家族でフェリーに乗って宮島へ渡り、大鳥居の向こうに広がる花火を見上げたあの夜。潮風の匂いも胸に響く音も、すべてが記憶の中に刻まれています。

 

6年ぶりに、完全リニューアルされた『厳島水中花火大会』が開催されると報じられた時には、広島中、いや日本全国が沸きました。

X(旧Twitter)では過去開催当時の写真や動画がたくさん掲載され、全国各地で期待感はマックスになっていましたよね。

 

……ということで、半年間ずっと期待感最高潮だった私も、『厳島水中花火大会』に参加してきました!!!

今回の記事では、『厳島水中花火大会』の参加レポをお届けします!

 

宮島に広がる熱気!いよいよ開幕、『厳島水中花火大会』!

当日、夕方のフェリーに乗り込むと、同じように高揚した表情の人たちでいっぱい。

潮風は少し冷たく、海の向こうに見える大鳥居が、より一層期待感を煽っていました。

「またこの景色が見られるなんて」と思うと、自然と笑みがこぼれます。船のデッキでは子どもたちがはしゃぎ、大人たちはカメラを構え、誰もがこの夜を待ちきれない様子でした!

 

宮島に到着しフェリーを降りると、宮島島内の街は熱気に包まれていました!

通りは人であふれ、商店街の提灯が煌々と灯っています。焼き牡蠣の香ばしい匂い、もみじ饅頭の甘い香り。島全体が完全にお祭りモードに切り替わっていて、歩いているだけで心が弾みました。

 

海辺には、花火がよく見える場所を求めて、多くの人だかりが!

レジャーシートを広げて座る家族、三脚を立てるカメラマン、波打ち際で肩を寄せ合うカップル。それぞれの表情に「楽しみで仕方ない!」という思いがにじみ出ていて、会場全体がひとつになっていくのを感じました。

 

やがて空は深い群青に変わり、海面に映る大鳥居の影がゆらめき、さらに幻想的な雰囲気が宮島を包み込みます。

そんな時、静まり返った会場にアナウンスが響きます。

「ただいまより、厳島水中花火大会を開始いたします。」

 

その瞬間、あちこちから歓声が上がりました!

息をのむような静寂のあと、無数の視線が海の向こうへ。

長い時間を待ち続けた厳島の夜が、ついに動き出しました。

 

夜空と海が一体になる、圧巻のフィナーレ

そして、待望の1発目が打ちあがります。

 

一瞬の静寂の後、ドンッ、と腹の底に響くような重低音!

海面が一気に光に包まれ、無数の水しぶきが舞い上がりました。最初の一発が打ち上がると同時に、厳島の夜が目を覚ましたようでした。水中から放たれた花火が弧を描き、海の上で大輪を咲かせる。その光が波に反射し、金と青が入り混じる幻想的な光景に、会場中から歓声が上がります。

 

「うわぁ……すごい!」と、思わず子供のような歓声が出ました(笑)。

どこから見ても絵になる、とはまさにこのこと。大鳥居のシルエットを背景に、花火が連続して夜空を染めていく。水面に映る火の粉までもが美しく、まるで海そのものが光を放っているようでした。

 

次々と放たれる花火の音は、ただ“響く”というより“体に届く”。X(旧Twitter)でも「音圧がすごい」「全身で感じる迫力」といった投稿が飛び交っていましたが、まさにその通り!

ドン、ドドン――その音圧を身体で感じるたび、心臓が共鳴しているようでした。

会場を包む熱気の中で、誰もが息をのみ、また一緒にいる人と感動を共有し、ただ目の前の光を追いかけていました。

 

15分、20分……時間の感覚さえ忘れてしまうほど、花火は途切れることなく空を彩り続けました。

色が変わり、形が変わり、音が重なっていく。島全体が光と音のステージに変わっていくような、圧倒的なスケール感。

昔、家族で来た時を思い出し、その頃と高さが変わった自分の視点に、勝手にエモくなっていました(笑)。

 

そして、クライマックス。

夜空いっぱいに放たれた黄金色の花火が、同時に水中から噴き上がる。光と音の波が押し寄せ、全身を包み込むような衝撃でした。

……そして余韻を残しながら最後の一発が消え、空が静けさを取り戻す。

遠くで波の音が戻ってくるのを聞いたとき、ようやく現実に引き戻された気がしました。

拍手が起こり、涙ぐむ人の姿も。私も気づけば両手で頬を押さえていて、ただ「来てよかった」と心の底から思いました。

 

30分間、ほぼ途切れることのなかった花火の連続。

それは単なる人気イベントの開催というだけではなく、“広島の心が再び灯った夜”だったように思います。

 

地元が支えた大会の舞台裏

花火の余韻が残るなか、宮島のあちこちから拍手と歓声が湧き起こっていました。

6年ぶりの開催に、実行委員会の人たちの顔にはどこか誇らしげな表情が浮かんでいたのが印象的でした!

今回の厳島水中花火大会は、被爆80年の節目を迎える年に合わせた「平和への祈り」も込められており、運営や警備、ボランティアなど多くの人たちが関わって実現しました。

 

花火が終わったあと、帰りのフェリー乗り場は長い列ができていました。

それでも誰も文句を言わず、列のあちこちで「すごかったね」「あの最後やばかった!」と笑顔があふれています。

私もその中で、何度もスマホの写真や動画を見返していました。どの一枚を見ても、あの音と光が蘇ってくるようですが、その中でもえりすぐりの1枚をお届けします!

 

地元の人にとって厳島水中花火大会は、観光イベントというより“町の誇り”そのものという一面が強いもの。

SNSにも「この日を待ってた!」「広島の本気を見た」「生で見られて涙が出た」といった投稿が次々と上がっていましたね。

トレンドに上がっていた色々な感想を見て、地元の人たちの力と想いが、この花火を支えていたのだと実感しました。

この大会は、ただ花火を上げるだけではなく、“広島の祈りと希望”を灯す時間だったのだと思います。

 

現地で感じたあの“臨場感”は、映像では伝わらないものでした。

体の芯に響く音、潮の香り、夜風の冷たさ、そして観客の一体感。

この全てがそろってこそ、『厳島水中花火大会』なんだな、と改めて感じました。

 

翌日に続いた地元への想い

そして『厳島水中花火大会』は、当日だけでは終わりません!

翌朝、宮島では「プロギング」というゴミ拾いイベントが行われました。

花火の翌日にもかかわらず、多くの人が集まり、笑顔で島を駆け回ります。

“走って拾う”というユニークな取り組みで、観光客も地元の人も一緒になって参加していました。

 

手にはごみ袋、足元はランニングシューズ。

参加者全員が「きれいにしようや!」と声を掛け合いながら汗を流していました。

すれ違った地元住民の方からの「ありがとね!」という言葉が胸に残ります。

夜の花火で輝いた厳島が、朝の光の中でもまた違う形で輝いていました。

こうして“終わったあとも気持ちのいいイベント”があるのは、広島らしい優しさだと思います!

 

来年もこの愛すべき地元で、また同じ光景を見たい。今年足を運ぶ機会が無かった方にも、来年こそは映像ではなく、ぜひ“現地で”この空気を感じてほしい。

そういった想いがよく表れているイベントでした!

 

おわりに

長くなってしまいましたが、『厳島水中花火大会』の参加レポをお届けしました。

 

前身となる『宮島水中花火大会』から心機一転生まれ変わった、『厳島水中花火大会』。

来年、再来年、さらに数十年、数百年先の宮島の景色の中に、この大会がずっと残ってくれていることを祈ります!

 

私もできるだけ長生きして、1回でも多く観覧に来つづけたいです(笑)。

 

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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