廿日市市をもっと楽しむための総合情報マガジン
こんにちは、広島県廿日市市在住のフリーランスライターです。
食べ歩きや一人旅が好きで、休日には市内や郊外の飲食店を巡るのが習慣になっています。
広島といえば「お好み焼き」や「牡蠣」のイメージが強いですが、実は「そば」も魅力的なお店が多いのをご存知でしょうか?
私自身、普段は家でパソコンに向かう仕事が多いので、気分転換を兼ねてふらりとそば屋に立ち寄ることがあります。
特に十割そばの香りや、冷たいざるそばをすする瞬間はたまりません!
さらに、そばは胃にも優しく、幅広い世代が楽しめる料理なのも嬉しいところ!
この記事では、広島で実際に味わえるおすすめのそば屋をピックアップしてご紹介していきます!
観光のついでに立ち寄れる市内の名店から、少し足を延ばした郊外のそば処まで幅広く取り上げますので、そば好きの方はぜひ旅の参考にしてみてください!
引用:食べログ
広島市南区の段原にある「蕎麦きり 吟」は、そば好きなら一度は訪れてほしい名店です。私が初めて行ったときは、シンプルに「せいろそば」を注文したのですが、一口目からその違いに驚きました。
そば粉を自家製粉し、石臼で丁寧に挽いているため、白く美しい麺線と爽やかな香りが特徴的。
喉ごしの良さと口に広がる甘みが、これまで食べてきたそばとは一線を画していました。
「吟」の魅力は、そばの質だけでなくセットメニューにもあります。
例えばランチタイム限定の「穴子天セット」は、広島らしさを感じられる一品。
揚げたての穴子天はふっくらとしていて、香ばしさとそばの風味がよく合います。
観光で訪れる人にはもちろん、仕事の合間に立ち寄る地元の人にも支持されているのがわかります。
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター席もあるため一人でも気兼ねなく入れるのが嬉しいところ。
段原一丁目駅から徒歩圏内というアクセスの良さもあり、広島市内で気軽に本格的なそばを味わいたいときにおすすめの一軒です。
① 店名:蕎麦きり 吟
② 住所:広島県広島市南区段原1-7-18
③ 電話番号:082-236-3269
④ 営業時間:11:30〜15:30(ラストオーダー15:00)/定休日:水曜日
引用:ひろしまリード
広島市佐伯区の住宅街にひっそりと佇む「手打ちそば 無着庵」は、知る人ぞ知る名店です。
私が初めて訪れたのは真夏の日でした。
汗をかきながら店に入ると、落ち着いた木の温もりを感じる空間が広がっていて、外の暑さを忘れさせてくれました。
ここでは、まさに「そばそのもの」を楽しむことができます。
打ち立てのそばはやや太めで力強いコシがあり、噛むたびに香りが広がります。
つゆは濃すぎず、そばの味を引き立てる控えめな設計。
私が食べた「すだちそば」は、冷たいそばの上に輪切りのすだちが並べられていて、爽やかな酸味が口の中に広がり、暑い季節にぴったりでした。
売り切れ次第終了というスタイルなので、目当てのそばを確実に食べたいなら早めの来店がおすすめです。
営業は昼の時間帯だけですが、その短い時間に訪れる客で席が埋まるほどの人気ぶり。
観光で足を伸ばすには少し郊外ですが、地元ならではの雰囲気を味わえる一軒です。
特に「落ち着いた空間で、本物の手打ちそばを食べたい」という方にぴったりだと感じました。
① 店名:手打ちそば 無着庵
② 住所:広島県広島市佐伯区美の里2丁目1-44
③ 電話番号:082-923-5551
④ 営業時間:11:00〜15:00(売切れ次第終了)/定休日:木曜日
引用:そば康五郎
市内中心部、胡町駅から歩ける距離に佇む「そば康五郎」は、完全自家製麺と季節の和食を掛け合わせた店で、そば好きとしてはぜひ訪れたい一軒です!
入口から静かな空気感が漂い、席に座るとじんわりと落ち着きが訪れます。
そば康五郎の麺は、継ぎ足しではなく独自の配合で打たれた自家製で、そば粉の風味と小麦とのバランスを意識したものという説明が店内に掲げられています!
私が訪れた昼時、そば定食を頼みました!
かけそばの出汁はやや甘めで、柑橘系のすっきり感よりも旨味重視。
季節のかき揚げが揚げたてで、厚みもあって満足感が高かったです。
そば定食セットには炊き込みご飯や小鉢が付き、蕎麦だけでなく食事としての満足度が感じられる構成でした!
夜は蕎麦だけでなく一品料理も充実し、酒肴とともにそばを愉しむ客も多いようです!
特に、季節の素材を生かした料理と日本酒の組み合わせを求めて訪れる常連客の声をよく目にします。
この店を訪れる際に気をつけたいのは、完全に静かさを重んじるわけではないものの、店の風格にそぐう落ち着いた振る舞いが求められる空気があること。
観光客が賑やかに振る舞う場とは少し違うことを念頭に置いて訪れるのがよいでしょう!
①店名:そば康五郎
②住所:広島県広島市中区鉄炮町9-6 1F
③電話番号:082-225-7962
④営業時間:昼 11:30〜14:00(L.O.13:45)、夜 17:00〜21:00(L.O.20:30)
広島県北部、庄原市には“そば産地”としての顔もあります。
特に庄原市は転作田でのそば栽培が盛んで、8月下旬には白いそば畑が一面に広がる景色も楽しめます。
私が訪れたのは平日の午後。
幹線道路沿いの古民家を改装した建物は、外から見るとぐっと静かな存在感がありました。
店の中に入ると、木と和紙を使った落ち着いた空間設計が目に入り、窓から差し込む柔らかな光がそばを待つ時間をほどよく高めてくれます。
みのりの特徴は、店主自身が比和町でそばを栽培し、収穫・乾燥・貯蔵・製粉まで一貫して管理している点です。
その中でも、早刈り(緑色の実の段階で刈り取る手法)を取り入れたそば粉を使ったり、色味・香りの個性重視で製粉を工夫したり、といった取り組みも行っています。
注文した「十割もりそば」は、その薄緑色の麺が目を惹きます。
口に含むと、最初にそばの香りがふわっと広がり、後半にはしっかりとしたコシが残ります。
つゆはすっきりとした返しで、そばの風味を殺さないバランス設計でした。
天ぷら(地元野菜などを使ったもの)も添えられ、衣は軽めで素材感が引き立つ仕上がり。
個人的には、そばと天ぷらが「対等に響きあう」感覚を味わえたと思います。
訪れる際には、営業時間と定休日の確認をおすすめします。
昼・夜の営業形態や定休日が変動することがあるようです。
また、幹線道路沿いとはいえ、山間を通るルートも含むため、ナビ設定や天気・道路状況のチェックも念を入れると安心です。
郊外に出れば、人通りも交通音も減り、そばを待つ時間そのものが豊かなものになります。
「広島でそばを巡る旅」という観点で、みのりはその理念を体現してくれる店だと感じました。
①店名:そば処 みのり
②住所:広島県庄原市七塚町59-1
③電話番号:0824-74-1128
④営業時間:昼 11:00~14:30(毎日)
夜 17:00~20:00(ただし月・金・土日祝は通し営業あり/L.O.19:30)
定休日:水曜日
広島で「そば」を巡る旅は、味覚だけでなく土地の空気や人の温かさを感じられる時間でした!
市内で味わう打ちたての香り、出汁の奥に広がる旨味、郊外で感じる自然とそば畑の香り。
それぞれの場所で「そば」は、日常の延長にありながらも、ひとときの非日常を与えてくれる存在です!
私は旅の途中、何度も「広島って、こんなに静かで豊かな表情を持っているんだ」と感じました。
観光や出張のついでにふらっと立ち寄るもよし、そばを目的に足を延ばすもよし。
広島には、そんな“もうひとつの旅のきっかけ”がたくさんあります。
次の週末、ぜひあなたも「広島×そば」を味わう時間を作ってみてください!
地元の人の穏やかな笑顔と、香り立つ一杯が、きっと旅の記憶に残るはずです!
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