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宮島といえば、世界遺産として知られる厳島神社が有名ですよね!
宮島の楽しい旅の思い出として、お土産は欠かせません!
「ありきたりな宮島のお土産じゃないものがいいかも....」
「日持ちしないものは避けたいなぁ....」
という方必見!
私がオススメする宮島のお土産は、「しゃもじ」です。
「宮島のお土産がしゃもじ!!??」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。。
実は、宮島はしゃもじ発祥の地と言われているんです!
今回の記事では、「宮島しゃもじ」についてご紹介していこうと思います!
宮島しゃもじの由来は、江戸時代までさかのぼります。
戦乱の世が終わり、世の中が平穏になると全国で旅行ブームが起こりました。
旅行ブームと共に、実際にその場所に行ったことを証明するためにお土産として特産品を買って帰ることもブームとなりました。そんな時代の中、宮島で特産品として作られたものの一つが、「宮島しゃもじ」です。
ちなみに、宮島最古のお土産は、色楊枝であると言われています!細い爪楊枝に、赤・黄・緑・紫・藍の5色に塗られ、頭に細工が施されています!数ミリの爪楊枝に、細工が施されているなんて、すごいですよね!!
現存するものは、宮島歴史民族資料館で展示されているので、宮島に行く際はぜひ見に行ってみてください!
江戸時代にしゃもじを開発したのは、僧侶の誓真(せいしん)さんであると言われています。
宮島では当時、稲作・畑作が禁止されていて、島民は年貢の代わりに薪の束をおさめることになっていました。
そのため、木材を使ってなにか特産品を作れないかと考えた結果、しゃもじにたどり着いたそうです。しゃもじの形は、当時宮島で信仰されていた宗教と深く関わる琵琶湖をモチーフにしていると言われています。
また、誓真(せいしん)さんは、井戸を作ったり、道を作ったりと、宮島のインフラ設備を整えたことでも知られています!!誓真さんは宮島島民の生活を飛躍的に向上させた、「宮島のスーパーヒーロー」と言われています。
写真:誓真(せいしん)さんが掘った井戸
しゃもじはご飯をすくうことから、「敵を召しとる(飯とる)」といわれ、戦いの際の必勝祈願などの縁起物にも使われるようになりました。
ここからは、宮島しゃもじを実際に購入することができるスポットと、しゃもじをモチーフにした面白いスポットをご紹介したいと思います!
「杓子の家」では、様々な種類のしゃもじをお土産として購入することができます。
実用的なしゃもじはもちろん、柄が入ったものや、「杓子の家」でしか手に入れることが出来ないデザインのしゃもじが取り揃っています!
中でも人気が高いのは、「幸せをめしとる」しゃもじです!オンラインでも注文することができます!結婚式での、ファーストバイトの「誓いのしゃもじ」をオーダーメイドで作成してもらえます。一生に残る大事な思い出として、とても素敵ですね♡
引用:公式サイト
また、かわいいしゃもじキーホルダーもあるので、ちょっとしたお土産にぴったりです!こちらも、事前に申請をすれば、オーダーメイドで作成してもらえます!
引用:公式サイト
広島カープ公認の応援グッズも販売しているので、カープファンの方はぜひ手に入れてください!全選手の名前の印字が入っているしゃもじもあるみたいです!
野球場でしゃもじを掲げて応援していたら、目立つこと間違いなし!チームを優勝に導くことができるかもしれません!!
引用:公式サイト
すべてのしゃもじ(ファーストバイトしゃもじを除く)を、厳島神社でご祈祷してもらうことが出来ます!!受験、商売繁盛、結婚などこれから新しい環境で成長し続けていく方にぴったりなお土産ですね!
もし厳島神社に足を運ぶことが難しくても、代わりに祈祷してくれるサービスも有るので、オンライン販売サイトをご覧ください!
「宮島手づくり工房」では、しゃもじに焼印を入れる体験ができます!
もちろん焼印を入れたしゃもじは、お土産としてそのまま持ち帰ることが可能です!
しゃもじのサイズのものだけではなく、箸置きやストラップなどの小さいサイズのものを選ぶことができるので、自分だけのオリジナルしゃもじを作ってみてください!
カップルでお互いを思ってデザインするのも良し、友達同士でお揃いで作るのも良し。
宮島ならではの素敵なお土産になること間違いなしです!!
1つ目にご紹介する、宮島しゃもじをモチーフにしたスポットは、「しゃもじ広場」です。
しゃもじ広場は、宮島口フェリーターミナルの近くにあり、宮島の旅の途中に立ち寄るのにぴったりです。ベンチとパラソルが常設されていて、休憩場所として誰でも利用することができます!!
アクセス:広島県廿日市市宮島口1丁目11‐9 広電宮島口駅から徒歩30秒
2つ目にご紹介する、宮島しゃもじをモチーフにしたスポットは、etto宮島交流館(宮島まちづくり交流センター)です!ここでは、長さ7.7メートル、重さ2.5トンの大しゃもじを見ることができます。
なんと、このしゃもじは製作するのに2年10ヶ月かかったそうです!!職人さんたちの創意工夫を、ぜひ間近で見てみてください!!
アクセス:廿日市市宮島町412番地 廿日市市市役所前駅から徒歩7分
営業時間:9:00~17:00
宮島ならではのおすすめのお土産として、「宮島しゃもじ」についてご紹介してきましたがいかがでしたか??
しゃもじは、ごはんをよそうためだけのモノではないんです!
大切な人の幸せや成功を祈る、願いが沢山込められたしゃもじを、ぜひお土産に購入してみてください!
友達へのお土産に購入するのもよし、自分用に飾っておくのもよし!色々なしゃもじの楽しみ方があると思います!
宮島の産業を古くから支えてきた「しゃもじ」を通して、新しい宮島の楽しみ方を見つけてみてください!!
また、今回の記事では、宮島発祥のお土産として、しゃもじをご紹介しましたが、実はけん玉も宮島発祥と言われています。けん玉については別の記事でご紹介しているのでぜひこちらもご覧ください!
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